マルキ便り 日々の想いをつらつらと・・・ マルキスタッフの日常

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古民家の改修工事〜養蚕農家建築〜其の壱 構造補強、外壁改修工事

こんばんは、代表の飯野です。事務所の前の田んぼも田植えも終わり夜は🐸さんはゲロゲロ元気よく鳴いています😊本日は仕事も早めに終わったので、夕涼みしながら20分程日が暮れるのをボーっと眺めていました。

だいぶ日がのびました。

高崎で改修工事中の築100年の養蚕農家建築の建物 シロアリが土台に入り食害が進行していました。

施工前の建物
土台のシロアリの食害
材料の原型がないほど食べられていました。

土台、足固めの材料の入れ替えを行いました。

入替前
栗の4寸角を土台、足固め、柱の根継ぎの使用しました。

今までは基礎と土台が密着していた為どうしても土台が湿りがちでシロアリや腐朽の原因を作っていました。猫土台を入れることにより3cm隙間ををあけてることにより材料の乾燥状態を保つ工夫をしました。

シロアリの食害により床も3cm程下がっていたため、仏壇の扉が歪んで開け閉めに支障をきたしていました。

食害により3cm下がったしわ寄せが土壁に歪みをもたらしました。

西壁全体に歪みが出ている為、現状の壁がこれ以上歪まないように、土壁の下地部分の貫に合わせて補強を施すと共に土壁を保護する形で、透湿防水シートの施工と趣を損なわぬように杉板を施工させていただきました。

施工前
貫も入る部分に土壁を挟み込む形で補強材を施しました。
数十年後に杉の新材も馴染んできます😊
あえて色は塗らず経年変化を待ちます。

今回は構造補強と外壁の改修を紹介させていただきました。其の弍は床の間の入替のご紹介させていただきます。