「マルキ」の技術

『森の自然を感じる暮らし』『好きな物に囲まれる暮らし』
そんな暮らしが叶う『100年住み継ぐ家』を建てるために、マルキがこだわる大工仕事。

マルキは、良質な木をその本来持つ素晴らしさを生かし、
製材・乾燥を経て材木にした後、確かな大工仕事で、家に仕上げていきます。

確かに積み上げられた大工技術

『匠の技』を持つマルキだからこそ出来る『家作り』があります。
飯野家に代々受け継がれている伝統的な大工技術の積み重ねがあります。
それに加え、現社長は宮大工の鍛錬も経験し、家作りの中に宮大工の技術も取り入れています。
マルキの持つ確かな「木の家を作る」技術が、居心地の良い空間を作り、しっかりと百年受け継げる安心感のある家を作ります。

木組み

伝統的な大工技術の要素として「木組み」があります。
木組みは、釘、ボルト、ナットなどの金物を使用せずに木造建築の構造などを作り上げる技術です。木材に切れ込みを入れ、木材と木材をはめ合わせ組み立てます。

これらの技術は木の性質を最大限に活かす作りでもあります。
金属を使わないことは、木が生きてきたままの姿にするということで、木に負担がかかりません。

木だけで組み立てられている構造は、見ていると構造物なのに「自然」を感じます。
森をそのまま家に持ってきた感じは、このような伝統的な大工技術によって、高められていくのです。

『木組み工法』は、繊細で精巧な『匠の技』。
木の良さを最大限に引き立たせて、『100年住み継ぐ家』となります。

古いものを再現する技術

マルキには、古民家再生や、骨董家具の再現をする技術があります。
例えば、古民家再生では、それらを作った当時の技術に寄せて、同じように工程をふむことで、古民家の本来の姿を再現します。

「古色」を帯びた趣を再現するため、自然素材を調合します。
例えば、ベンガラ、松煙 (しょうえん)といった天然顔料に柿渋、えごま油を調合することで、色合いを出していきます。

木の専門家の技

マルキの家は、『木の専門家が作る家』です。

『木』を知り尽くした『木』を愛してやまない大工が、木と対話し、木の性質やクセを知り、良い木をみつけ、その木の持つ力を最大限に活かして建てる家です。

木配り

『気配り』とは、木をどのように使うか、どの木をどこに使うかを考える事です。
『木』の専門家は、『気配り』にもこだわります。

より美しく統一感の取れた家になるために。
適材適所でそれぞれの木が最大限に力を発揮できるようにするために。

こだわり1 それぞれの材木の見た目と役割

梁や柱には、しっかりとした土台になるような頑丈な木を。
構造美としての美しさと安定感・存在感も大切です。
色や形が綺麗なものは、床、壁、柱、天井など目につくところに配置し、
そうでないものは、壁の中、屋根裏など目立たないところに配置します。

こだわり2 木の本来持つ色合いから美しさを引き出す

木材には、それぞれの木目や色艶があります。これを活かすことで、見た目に美しい模様や、味わいを演出できます。

例えば、杉の白い部分と赤い部分を組み合わせて、建具の紋様にしたり、木目を巧みに配置して天井の味わいにしたりします。

その時その時で、手に入る木材は一つ一つ違いますが、大工の目利きによって、そこにしか存在しない、木の自然な風合いを生かした美しさが暮らしに加わるのです。

用の美

マルキは家を伝統工芸品と捉え、家を構成するものに機能性を持ち合わせた美しさを提供します。
日用的な品々に大工の手仕事ならではの素朴な美しさを加え、暮らしの中に潤いや癒しを作り出します。

丸窓や格子など、日本の家屋らしい風情を持たせる芸術的な美しさと同時に、光の加減を調整するなどの意味があります。

マルキの大工は、家で暮らす人の使い勝手に気を配ります。
例えば、建具の取手にしても、暮らす人の体格に合わせて、高さを微調整します。