マルキ便り 日々の想いをつらつらと・・・ マルキスタッフの日常

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墨付け手刻み

こんばんは、代表の飯野です。

昨年の桜

桜の開花も🌸発表されて日中は暖かくなりましたが、朝の冷え込みは0℃と濡れたデッキも朝はツルツル🧊でした。スギ花粉も落ち着いたような感じではありますが、鼻ズルズル、くしゃみ🤧は止まりません💦

今週始めより本格的にバンガロー管理棟の墨付け刻みに入りました。普段住宅の場合はプレカット加工が多いので、小さいながらもフル手刻み加工です。完成イメージはマルキ榛名事務所の様な感じになります。

山桜とマルキ事務所

榛名湖畔に良い感じになると思います。

構造材は群馬県産材のスギを使用します。

材料は全て4寸幅(12cm)で垂木も4寸角で、しっかりした構造になります。

墨付けした材料

墨付けというのは材料と材料を組み合わせための仕口・継手(材料どうしを組み合わせるための接合部)を木に印をすることです。番付というのがあって「いろはにほへとちりぬる・・・」と横に進み、「1、2、3、4、5、6、7・・」縦に進んで座標の位置を木に印をします。

その印を元に加工することを「刻み」といいます。人間の手で加工することから「手刻み」と呼びます。

墨付けも手刻みも慎重に材料は4m、3mの材料を繋ぎ合わせて軒桁は10mになります。10m繋いでも1mmも誤差のないように精度良く墨付け、手刻みを進めています。

大工道具「鑿」ノミ 左から4本「田斎」右から「国慶」2本目が「清久」

手刻みでは電動工具も効率と精度のために使いますが、やっぱり刻みといえば「鑿」ノミを使います。穴を掘ったり、仕口の加工にはなくてはならない大工道具です。鍛冶屋さんに19歳に造っていただいて24年も使っています。鑿も鍛冶屋さんによって特徴があり私は昔から「田斎」さんノミを愛用しています。

来週の建て方に向けて急ピッチで刻み作業進めています。今週も頑張ります。

おまけ画像

ヤモリ(家守り)がいました😊

本日、現場調査に伺った茶室の雨戸を開けると