マルキ便り 日々の想いをつらつらと・・・ マルキスタッフの日常

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手仕事と道具(鑿編)

こんばんは、代表の飯野です。

先月から作業場と現場で大工として忙しくお仕事させていただいております💦18歳から大工を始めて今年で26年目。渋川の工務店で1年2ヶ月、福井県の社寺専門の会社で約4年、丸喜製材に戻って21年・・・・・あっという間に3日後 44歳⁉️ちょー特急で駆け抜けてきました。

ここ数年?十数年?大工以外に設計積算監督営業社長業父親業など掛け持ちでやっているせいか、大工としての道具の管理が行き届いておらず、道具はたくさんあるのに使える道具が僅かで、残りはホコリまみれ、サビまみれ😓

職人として誇れるような状態になく本当に大工として恥ずべき事態でした😓

先週から古民家の現場作業でずっと加工するのに手道具が必要で「改めて大工としての己ときちんと向き合う為」大工道具の整理と研ぎを再開しました。

鑿研ぎ

忙しいは正直言い訳だったのですが💦

修行時代は朝晩時間があれば研いで、いつ親方から「この仕事やってみろ」と声をかけてもらえるよう道具の準備は欠かさずやっていました。

そのおかげで鑿の使い方、鉋もある程度仕事が出来るようになりました。

昨日、古民家の現場で全部ではありませんが持って行った道具を広げてみました。

ちょっとした展示会的な

鑿(ノミ)も刻みで使う「たたき」から造作で使う

組み鑿まで鑿も種類と大きさ形状長さ 仕事の用途に合わせて使い分けます。

組み鑿(奥の箱)は全てオーダーで作っていただきました。

大工さんはそれぞれ好みがあって私は修行時代から新潟三条の「田斎」さんの鑿を使っていますが

国慶さんの鑿を使って長切れするのに衝撃を受け国慶のファンになり作っていただきました。今ではもう手に入らない私の宝物です。

昨日の作業でも腕木の丸い部分は丸鑿でとります。
丸鑿

丸鑿で取った後

丸い鉋で仕上げます。

こんな感じで取り付きました。

明日も引き続き庇の加工取り付けを行います。

今度は鉋の紹介します。